ボルボが飲酒運転許可をスウェーデン政府に申請

[ストックホルム 20日 ロイター] スウェーデンの自動車メーカー、ボルボが厳格な飲酒運転規制法を例外的に適用しないよう求めている。運転手が危険に反応しない場合に警告を発する新しい安全システムをテストするために、実際に飲酒運転をする必要があるからだ。

ボルボは、安全に配慮したファミリーカーを作ることで定評があり、現在、フォードの傘下にある。

政府から許可が下りた場合、西海岸の都市、ヨ−テボリ郊外にあるテストコースで、実際に酔っぱらったドライバーが運転テストを行う。

ボルボの広報担当、クリステル・グスタフソン氏はスウェーデンのTT通信に「運転手が適切に反応しない場合、警告を発するテクニカル・システムを開発するのに必要なのです」とコメント。

「つまり、運転手が疲労、病気、アルコールやその他の薬物の影響を受けている場合のことです。その実験をスウェーデンの管理された環境で行いたいのです」

この新安全システムはまだ開発段階で、グスタフソン氏は、それがどのように機能するかについては、これ以上は語れないとし、「すべては事故を防ぐことに関するものです」とだけ語った。

欧州で最も厳しい飲酒運転規制法のおかげもあって、スウェーデンは世界一の交通安全記録を持つ国の1つである。この法律は、私道・公道にかかわらず適用されている。

ストックホルム郡交通警察によると、ビール一杯なら法律に引っかからないが、それ以上だと重い罰金刑、リミットを大幅に超過すると懲役もあり得るという。


題名見たときは、オイオイ・・・ボルボ、血迷ったか?って思っちゃったけど、
どうやら安全システムのテストの為らいしな。
さすが安全対策には抜かりの無いメーカーだ。
近い将来は「飲んだら乗るな」から「飲んだら乗れない」時代がくるのか・・・


ちなみに懲役もあり得るという厳しい法律があると言うが、
ビール一杯なら法律に引っかからないというのは、ど〜かと思うが・・・